【初音ミク】『Tiene』について
2020年9月30日に、初音ミクさんのオリジナル曲2つを公開しました。今回はそのうち、後に公開した『Tiene』に関する記事です。昔のV系っぽいクサさがある、メタル寄りなロックです。
『Tiene』は、2020年末時点で公開しているものの中では、最も古くに作ったと言えます。元ネタも含めると『ボイテ』の方が古いのですが、『ボイテ』は全然別物になっているので。
もともと作成予定はありませんでした。しかし同日に公開した『切断』だけだと、ちょっと暗いなと思い、公開1週間ぐらい前から作成を始めました。
さらっと聴けて、いちいちクサいので、急ぎで作成したわりには気に入っています。
曲について
メロディーは最初に作ったものそのままです。2020年に実施したのは、コードを付けて、構成を決めて、間奏を追加して、というものでした。
また、打ち込みはBPM260で実施しました。ドラムをはじめ、ちょこちょこ高速なフレーズが紛れています。
最初の30秒（初回サビ～Aメロ手前）を打ち込んで、試しに聴いてみたとき、とにかくクサくてびっくりしました。ならばこのまま、クサさを散りばめていこうと思い、出来たものがこれです。途中段階では、もっとキメとかありましたが。
詞について
元ネタとの大きな違いは、タイトルが異なることです。当初のタイトルは、英単語として見ると良くない意味だったので、変更しました。
ただ、変えるといっても、原題の意思を引き継ごうと思いました。その内容は省略しますが、自分を示す単語を入れる必要があり、結果として『Tiene』になっています。
このような経緯なので、英語・イタリア語・スペイン語におけるTieneと関係性はありません。
また、歌詞の内容は、サビを1回減らしたのみで当初のままです。中二病っぽい内容で、「堕ちる」のようにそれっぽい単語もあり、修正するか少し悩みました。しかし、曲のクサさもあるので、直さないことにしたのでした。
一番最後のサビは英語です。当時書いたものには各文の頭文字しか書いておらず、復刻できるか懸念がありました。最終的には全文が書いてあるメモを掘り起こし、当初の内容を再現することができました。
公開している動画の中で、他に元気な曲としては『ボイテ』があります。あちらは暗い幸せなのに対し、『Tiene』はストレートに明るい内容となっています。しかし、いま見てみると、暗く解釈することもできるかもしれません。作ったのが昔すぎて、自分で書いたとはあまり思えなくなっています。
動画について
前述のとおり、急ピッチで作成しました。ということもあり、動画とは言い難い動画になっています。絵は『少女』ver.2（2009年にニコニコ動画で公開）を流用しました。
